ロシア疑惑捜査、9月までに終了か トランプ氏聴取が条件
このニュースをシェア
【5月21日 AFP】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の顧問弁護士を務めるルドルフ・ジュリアーニ(Rudy Giuliani)元ニューヨーク市長は20日、ロバート・モラー(Robert Mueller)特別検察官が進めるロシアによる米大統領選干渉疑惑の捜査は今年9月1日までに終了するとの見通しを示した。
FOXニュース(Fox News)の番組で、モラー氏からトランプ氏の弁護団に伝えられたと語った。ただ、トランプ氏本人が7月半ばまでに事情聴取に応じることが条件になるという。
モラー氏は、ロシアが2016年の米大統領選に干渉した疑惑や、トランプ陣営と共謀した可能性について調べている。
トランプ氏は捜査を「魔女狩り」と繰り返し批判し、政権の評判を傷つけているとして早期に終わらせるよう望んでいる。ジュリアーニ氏のコメントもそれを促したものとみられる。
ジュリアーニ氏は20日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)のインタビューで、連邦捜査局(FBI)が大統領選投票日の直前になって民主党のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)候補の私用メール問題に対する調査を再開したことに言及。こうした事態を繰り返すわけにはいかないと述べ、ロシア疑惑の捜査が今年11月の中間選挙に与えることに懸念を示した。(c)AFP