パイレーツ所属の韓国人若手選手、DV問題に直面
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【5月20日 AFP】米大リーグ(MLB)のピッツバーグ・パイレーツ(Pittsburgh Pirates)は19日、韓国出身の若手有望株ベ・ジファン(Ji-hwan Bae)が、元ガールフレンドに対する暴行について警察の捜査に協力するため、母国に帰国したと発表した。
パイレーツのニール・ハンティントン(Neal Huntington)ゼネラルマネジャー(GM)は球団のウェブサイトで、「ベ・ジファンは、ドメスティックバイオレンス(DV)で元ガールフレンドから訴えられたことを球団に伝えてきた。そういった事例における米大リーグ機構の方針に沿って、われわれは機構の調査部に報告を行った。パイレーツ球団は機構の再調査に全面的に協力する」とコメントしている。
米ウェブサイトのジ・アスレチック(The Athletic)は、18歳のベ・ジファンがフロリダ州ブレーデントン(Bradenton)にあるパイレーツの練習拠点から韓国・大邱(Taegu)に飛んだと報じている。
記事によれば、19歳の元ガールフレンドはベ・ジファンにたたかれたり、首を絞められたり、蹴られたりしたと訴えているという。
ハンティントンGMは、「この申し立てに直接対処するために、ベは韓国に戻る決断を下した」とコメントしている。
パイレーツは今年に入り、国外出身のアマチュアフリーエージェント選手としては球団史上2番目の額となる120万ドル(約1億3300万円)の契約金でベ・ジファンを獲得した。同選手はまだマイナーリーグのチームに割り当てられていない。(c)AFP