北朝鮮の将校、民間人と共に亡命 南北首脳会談後初 韓国報道
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【5月19日 AFP】北朝鮮軍の将校が19日、民間人と共に黄海(Yellow Sea)経由で韓国に亡命したと、韓国の聯合(Yonhap)ニュースが政府筋の話として伝えた。
聯合ニュースによると、小型の船が北朝鮮との境界に近い白翎島(Baengnyeong Island)の北の沖合で発見された。船には北朝鮮軍の少佐と民間人が乗っており、2人とも亡命を希望したという。
韓国海洋警察はこの件について関連当局が調査を行っているとしたが、詳しい情報は明かさなかった。
北朝鮮の軍人が亡命したのは2000年以降で14件目。ニュース専門局「YTN」によると、前回北朝鮮の将校が亡命したのは2008年だった。
北朝鮮人の亡命は、韓国と北朝鮮の両首脳が朝鮮半島の非核化と永続的平和を追求することを約束した歴史的な南北首脳会談後では初めて。
これまでに北朝鮮人3万人以上が脱北しているが、地雷や鉄条網で防御されている南北軍事境界線を越えることはまれで、ほとんどの人は通過しやすい中国との国境を越えるという。(c)AFP