【5月17日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2018)は16日、女子シングルス2回戦が行われ、大坂なおみ(Naomi Osaka)は1-6、0-6で大会第1シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)に完敗し、3回戦進出はならなかった。

 フォロ・イタリコ(Foro Italico)での一戦は、第1セット第2ゲームでいきなり大坂が4本のブレークポイントを握るなど激闘になりそうな予感をさせたが、その後はハレプの14本に対して29本の凡ミスを犯しただけでなく、手にした6本のブレークチャンスを一つも生かせなかった大坂が12ゲーム連取を許し、試合は1時間足らずで終了した。

 試合中にはコートサイドで「泣きたい」と口にする場面もあった大坂は「なす術がない気分だった」と認めると、「少し気落ちしてしまったような瞬間だった。でもこのような感情になったのは、今年の試合では初めてだった」と語った。

 また、特にバックハンドで苦しんだ大坂は「彼女(ハレプ)もそれを知っていたから、バックハンドでのラリーが多かった」と振り返ると、「他の選手とよりも、彼女との対戦が1番多い気がする。これが今年に入って3度目。彼女はしっかりとしたゲームプランを持っていた」と続けた。

 BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2018)では大坂に苦杯をなめながら、通算5度目の対戦にして4勝目を挙げたハレプは次戦、同日の試合でドナ・ヴェキッチ(Donna Vekic、クロアチア)を7-6(7-2)、7-6(7-0)で破った第13シードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)と顔を合わせる。(c)AFP/Emmeline MOORE