錦織がディミトロフとの大接戦制す、イタリア国際3回戦進出
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【5月17日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2018)は16日、男子シングルス2回戦が行われ、錦織圭(Kei Nishikori)は6-7(4-7)、7-5、6-4で大会第3シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)とのマラソンマッチを制し、3回戦進出を決めた。
同日に行われた試合では、第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が6-1、6-0でダミアー・ジュムホール(Damir Dzumhur、ボスニア・ヘルツェゴビナ)に完勝。今大会では2013年以来8回目のタイトルを目指す赤土の王者は試合後「マドリードで負けた後で、力強く戻ってくることが重要だった。きょうはそれができた」と語り、準々決勝で敗れた前週のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2018)に続き連敗を喫しなかったことに安堵(あんど)の表情を浮かべた。
今シーズンはモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2018)とバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2018)でそれぞれ11度目の優勝を飾っている31歳のナダルは次戦、カナダの新鋭デニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov)と顔を合わせる。
大会連覇を狙う第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は7-5、6-2でマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)を退け、こちらも初戦突破を果たした。
今大会ではマドリード・オープンに続く2週連続優勝もかかるズベレフは、これでBMWオープン(BMW Open 2018)から続いている連勝を10に伸ばした。3回戦では同日の試合で第16シードのリュカ・プイユ(Lucas Pouille、フランス)を6-2、7-6(7-3)で破ったカイル・エドモンド(Kyle Edmund、英国)と対戦する。
また、イタリア国際で4度の優勝経験を誇る第11シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)はニコラス・バシラシビリ(Nikoloz Basilashvili、ジョージア)を6-4、6-2で下し、アルベルト・ラモス・ビノラス(Albert Ramos-Vinolas、スペイン)との3回戦へ駒を進めている。
一方、マドリードでナダルにクレーコートでは約1年ぶりの土をつけた第6シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)は4-6、6-1、3-6で地元イタリアのファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini)にフルセット負け。フォニーニに初黒星を喫した24歳は、第1セットを落とした直後にラケットを破壊する場面もあった。(c)AFP/Emmeline MOORE