【5月15日 AFP】英国のヘンリー王子(Prince Harry)と米女優メーガン・マークル(Meghan Markle)の結婚式まであと4日と迫り、披露宴が行われるウィンザー城(Windsor Castle)の厨房(ちゅうぼう)がさまざまな準備で大忙しの中、盛大な式典の詳細が新たに明らかになった。

■立食パーティーで食べやすい料理を女王の専属シェフが考案

 英タブロイド紙デーリー・メール(Daily Mail)の14日の報道によれば、結婚式後の披露宴に招待された幸運な600人には、着席形式のディナーではなく、ビュッフェスタイルで大皿料理の昼食が用意される。

 立食でちょっとしたメインコースが振る舞われるスタイルはビジネスパーソンの間でも人気があり、招待客は自由に動き回って交流を深め、人脈づくりを行うことができる。

 英通信社プレス・アソシエーション(Press Association)によると、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の専属シェフ、マーク・フラナガン(Mark Flanagan)氏がウィンザー城の厨房で用意するカナッペは、ふた口で食べられるようにできており、カナッペよりもっと手が込んだ料理も立ったままで食べやすいように考えられているという。ただしヘンリー王子の公邸、ケンジントン宮殿(Kensington Palace)はコメントを差し控えている。

 フラナガン氏は14日、ウィンザー城の厨房に招かれた報道陣に対し、昼食会で提供される料理はどれも英国産の旬の素材で、その大半は王室専用農場の農産物などを使ったものだと誇らしげに説明。また、ヘンリー王子とメーガンさんが料理の準備段階で「細部にまで関わった」ことを明らかにした。

 近隣のフロッグモアハウス(Frogmore House)では夜の部の食事会も予定されており、200人が招待されている。

■厳重な警備の下でひとときの「逃避行」

 ヘンリー王子とメーガンさんは独身最後となる週末、イングランド西部のなだらかな丘陵地帯コッツウォルズ(Cotswolds)にある美しいコテージで、世界中から注目される結婚式を前にくつろぎのひとときを共に過ごした。

 一般人の目からは逃れたかもしれないが、もちろん警備は抜かりなく、2人には厳重な警備の目が注がれている。英大衆紙サン(The Sun)の情報筋によれば、同地域のあちこちにはランドローバー(Land Rover)の黒塗りの車が配備されている。