【5月14日 AFP】札幌市の秋元克広(Katsuhiro Akimoto)市長は14日、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和(Tsunekazu Takeda)会長と共同で会見を開き、2026年に目指していた冬季五輪招致を2030年に変更する意向を明かした。

 1972年にも冬季五輪を開催している札幌市は、新幹線の開業や高速道路などの計画に4年を費やした方が開催権獲得の可能性が高まるだろうとして、すでに決断を下したものとみられている。

 秋元市長は2026年の招致から完全に手を引いたわけではないとしながらも、2018年の韓国・平昌、2020年の東京、2022年の中国・北京に続き、冬季では3大会連続、夏季を含めると4大会連続のアジア開催となってしまうことも頭にあると述べている。

 2026年冬季五輪招致には札幌のほか、オーストリア・グラーツ(Graz)、カナダ・カルガリー(Calgary)、共催となるイタリアのミラノ、トリノ、コルティナダンペッツォ(Cortina d'Ampezzo)、スウェーデン・ストックホルム、スイス・シオン(Sion)、トルコ・エルズルム(Erzurum)が関心を示しており、国際オリンピック委員会(IOC)は来年9月に開催都市を選出することになっている。(c)AFP