「北に安全保障提供」米国務長官、非核化の見返りに言及
このニュースをシェア
【5月14日 AFP】マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官は13日、テレビ局のインタビューで、北朝鮮が核兵器を放棄するという戦略的選択を行えば、米国は北朝鮮に安全保障を提供する用意があると述べた。
ポンペオ長官は米FOXニュース(Fox News)の番組で、来月12日に開催が予定されているドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長との会談が、金委員長による北朝鮮の方向転換の誓いの試金石になるという見方を示した。
米国が北朝鮮との国交正常化の代償として求めるのは、完全で検証可能、かつ不可逆的な非核化だ。これは核兵器を体制維持のための最後の切り札とみなしていた北朝鮮が、これまで決して支払おうとしなかったものだ。
米朝会談について金委員長と2度会談しているポンペオ国務長官は、金氏が米国と目標を共有していることを「確信している」と語った。
ポンペオ氏は、「確実にしようと思ったら、安全保障を提供しなければならない」、「これは25年間未決のままの取引だ。北朝鮮の首脳に、この取引が真に可能だと思わせる状況に米国を導いた大統領は過去にいなかった」と述べた。
一方ジョン・ボルトン(John Bolton)米大統領補佐官(国家安全保障担当)は別のテレビインタビューで、北朝鮮の非核化は「恩恵が出始める前に」完遂されなければならないと警告した。(c)AFP