豪農場で3世代一家7人の射殺死体 無理心中か
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【5月12日 AFP】オーストラリア・ウエスタンオーストラリア(Western Australia)州の小さな町オスミントン(Osmington)で11日、3世代にわたる1家族7人が銃で撃たれて死亡しているのが見つかった。同国における発砲事件の犠牲者としては過去22年間で最多となるが、警察は無理心中とみている。
警察によれば、ウエスタンオーストラリア州のワインの生産地マーガレットリバー(Margaret River)の近郊の小さな町オスミントンにある農場の納屋で、カトリーナ・マイルズ(Katrina Miles)さん(35)と、カトリーナさんの8歳から13歳までの息子3人と娘1人が、遺体で発見された。
また同州警察のクリス・ドーソン(Chris Dawson)氏は記者団に対し、マイルズさんの母親のシンダ(Cynda Miles)さん(58)が母屋で、父親のピーター(Peter Miles)さん(61)が母屋の外で遺体で発見されたことを明らかにした。
さらに、ピーターさん名義で所持が許可されている銃器3丁も見つかったという。
ドーソン氏は無理心中の可能性があることを認め、「警察としては、この事件に関与した人物が他にいるとは考えていないことを強調しておきたい。今のところ、他の容疑者は捜索していない」と付け加えた。
同氏はさらに、一家のうち誰が銃を発砲したのかを特定するには法医学鑑定が必要だと述べた上で、通報は加害者とみられる農場の「男性」からあったと明かした。(c)AFP