【5月12日 AFP】ミャンマーのシャン(Shan)州で12日、ミャンマー軍と少数民族武装勢力との間で新たな武力衝突が発生し、少なくとも19人が死亡、数十人が負傷した。同軍および地元の情報筋がAFPに明らかにした。

 武力衝突はミャンマー軍と、自治権の拡大を求める少数民族武装勢力の一つである「タアン民族解放軍(TNLA)」の間で発生したものとみられる。

 人権団体は、国際社会が西部ラカイン(Rakhine)州における、イスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)の問題に重点的に取り組む中、中国と国境を接するミャンマー北部では過去数か月の間に武力衝突が増加していると指摘した。

 ミャンマー軍は、ラカイン州でのロヒンギャに対する民族浄化や集団虐殺などに責任があるとして、国際社会から非難されている。(c)AFP