【5月11日 AFP】米大リーグ(MLB)、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)のデビッド・プライス(David Price)は10日、先発登板を回避する原因となった手根管症候群(Carpal Tunnel Syndrome)に関して、ビデオゲームの「フォートナイト(Fortnite)」をやりすぎたせいではないと強調しながらも、ゲームの回数を減らすつもりであると明かした。

 手のしびれを理由に9日のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)戦を欠場したプライスは、「あのゲームはやらないよ。結構な騒ぎを引き起こしたからね。だけど、そのせいではないことは確かだ」とすると、「もし(ビデオゲームが)問題の原因ならば、それは12歳のときに初めて『プレイステーション(PlayStation)』を買った1997年までさかのぼることになる」と語った。

 MRI検査の結果、プライスが手首に軽度の手根管症候群を抱えていることが判明すると、野球評論家らは「フォートナイト」が原因かもしれないとの結論に跳びついた。プライスによると、「患部はいつもケアをしなければならないところ」であり、「どんどん悪化していて、経験したことがないような悪い症状になっているので、何らかの処置をする必要がある」という。

 就寝時には手首を固定しているほか、炎症を鎮めるために非外科的治療も行っているプライスは、10日のブルペンでは問題なく投げられたと明かし、12日のトロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)戦の先発登板を楽しみにしているとして、「徐々に投げやすくなっていた。投球時間を伸ばし、痛みを忘れるようにしていくにつれ、手応えを感じてマウンドを降りられた」と語った。(c)AFP