【5月9日 AFP】米地質調査所(USGS)は、ハワイ州ハワイ島のキラウエア(Kilauea)火山の噴火活動が8日に停止したと発表する一方、さらなる噴火が予想されるとして引き続き警戒を呼び掛けている。

 USGSによると、レイラニ・エステーツ(Leilani Estates)付近で7日、新たに2つの亀裂が生じ、溶岩と有害な煙が噴出しているという。

 また噴火活動は8日午前に停止したものの、全長4キロにわたる亀裂からはガスの噴出が続いており、さらなる地震活動と溶岩の流出も予想されている。

 USGSのハワイ火山観測所(HVO)によると、キラウエア火山が3日に噴火して以降、12か所に亀裂が生じたほか、住宅26戸を含む建造物35棟が全壊した。(c)AFP