【5月9日 AFP】米空軍は8日、重大事故が相次いでいることを受け、近日中に全航空機の飛行を一日中止して安全点検を実施すると発表した。

 現役部隊とその整備部門は今月21日までの任意の一日を選んで飛行を中止し安全点検を実施する。ただし戦闘地域に派遣されている部隊の点検実施期限はそれよりも遅くなる。

 米軍は近年、相次ぐ航空機事故や墜落に悩まされている。一番最近では今月2日に米ジョージア州でプエルトリコ空軍州兵のWC130輸送機が墜落し、乗っていた9人全員が死亡した。

 事故の多発は2013年に導入された予算削減と関連しているとの見方もある。

 米空軍は全体的な事故件数は減少傾向にあると強調しながらも、昨年10月1日以降事故で死亡した操縦士と乗務員は計18人に上っていると明らかにした。(c)AFP