タイで「セックスツアー」手配、退職者ビザで居住の米国人の男を起訴
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【5月8日 AFP】タイで、売春サービスのあっせんサイトを運営していた米国人の男が逮捕・起訴された。警察が8日、発表した。男はタイ北部在住の男性らに、国境を挟んだミャンマーの性労働者らをあっせんしていたという。
警察によると、チェンライ(Chiang Rai)県に退職者査証(ビザ)で居住していたケネス・ビゴ・アルバートセン(Kenneth Viggo Albertsen)被告(66)は、「ミャンマー国境女性あっせん」を意味する名称のウェブサイトおよびフェイスブック(Facebook )ページを運営。ミャンマー人女性との性行為を6500バーツ(約2万2000円)であっせんしていたという。
警察によると、ミャンマー人女性らを国境のタイ側のメーサイ(Mae Sai)に送って利用者に引き合わせ、売春サービスのため利用者をミャンマーへ「ガイド」するという手口だったとされる。
タイ警察犯罪抑制局幹部の話では「被告は少なくとも10年間運営していた」という。
アルバートセン被告は、ミャンマー人の25歳と18歳の女2人を手配してタイに入国させ、おとり捜査の一環でメーサイのホテルで客を装っていた捜査官らに会わせた後、逮捕されたという。
被告とこの女2人、さらにあっせんを手助けしたとされる別のミャンマー人の女1人が売春の周旋罪で起訴されており、最長で禁錮10年が科される可能性もある。(c)AFP