フルームは苦しい一日に、ウェレンスが第4ステージ制す
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【5月9日 AFP】ジロ・デ・イタリア(Giro d'Italia 2018)は8日、第4ステージ(カターニアからカルタジローネ、202キロメートル)が行われ、総合優勝の有力候補であるチームスカイ(Team Sky)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)は、上位勢に離される結果に終わった。ステージは最後の上り坂でのスプリント勝負を制したロット・ソウダル(Lotto Soudal)のティム・ウェレンス(Tim Wellens、ベルギー)が勝利した。
イスラエルのエルサレムから始まった今季のジロは、同国での3ステージを経て、この日からイタリアのシチリア(Sicily)島で3日間争われる。その中で、三大ツール(グランツール)3連勝を狙うフルームは最後の上り坂で苦しみ、総合首位に立つBMCレーシングチーム(BMC Racing Team)のローハン・デニス(Rohan Dennis、オーストラリア)との差は55秒に広がった。
「タフな一日だった。道が少し危険な状態で、何事もなくゴールにたどり着けて良かった」と振り返るフルームは「最後は良い位置にいられなかったけど、イスラエルでの(開幕前に起きた練習中の)落車以降は良くなっている。あれはもう過去のことだし、心配はしていない。こういう日もある。感触は日々良くなっているし、今後のステージに向けた自信もある。あさってからは順位も変わっていくはずだ」と語った。
デニスはトップと4秒差でフィニッシュし、総合首位を維持。昨年覇者であるチームサンウェブ(Team Sunweb)のトム・デュムラン(Tom Dumoulin、オランダ)が1秒差の2位につけ、ステージ4位に入ったミッチェルトン・スコット(Mitchelton-Scott)のサイモン・イェーツ(Simon Yates、英国)が17秒差の総合3位に浮上した。(c)AFP