美女による祝福キス、ツール・ド・フランスでパリ市が廃止の意向
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【5月7日 AFP】自転車レース「ツール・ド・フランス(Tour de France)」の優勝者に「セクシー美女」たちが表彰台でキスを贈る慣行は「性差別を助長するステレオタイプ」だとして、仏パリ市がこれを廃止しようとしている。
自転車競技界では昨年、ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana)が先にこの「ポディウムガール」と呼ばれる女性たちによる祝福のキスを廃止。パリ市議会はこの件について採決し、代わりに優勝経験のある若いアスリートたちにツール・ド・フランス優勝者の祝福を担わせる意向だ。
この議題を提出したファディア・メアル(Fadiha Mehal)氏は「(ポディウムガールは)不変的な性差別的ステレオタイプを示すものであり、2018年の今、我々はそうしたものを求めていない。見かけだけで知性に欠けるイメージに女性が関連付けられることはもはや容認できない」と述べた。
メアル氏によると今後パリ市当局はローラ・フレセル(Laura Flessel)スポーツ相とツール・ド・フランスの主催者に対し、必要な措置を取るよう要求していくという。
今年1月にはフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の興行主である米リバティメディア(Liberty Media)が、自社のブランド価値と「共鳴しない」として、スタート位置にモデルの女性を立たせる「グリッドガール」の廃止を発表している。(c)AFP