パキスタン、2か所の炭鉱で落盤事故 23人死亡
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【5月6日 AFP】(更新)パキスタン南西部の2か所の炭鉱で5日、ガス爆発による落盤事故が発生し、計23人が死亡、11人が負傷した。当局が6日、明らかにした。爆発はメタンガスが充満したことで起きたとみられている。
イランやアフガニスタンと国境を接し、原油や天然ガスが豊富なバルチスタン(Balochistan)州の州都クエッタ(Quetta)から東に45キロメートルほどの位置にある炭鉱では、坑内にいた25人のうち16人が死亡、9人が負傷し病院に搬送された。
この爆発の約3時間後、西に約25キロの位置にある別の炭鉱でも同様の爆発があり、坑内にいた9人のうち7人の作業員が死亡した。
パキスタンの炭鉱は安全基準や換気設備が劣悪なことで知られている。バルチスタン州では2011年3月にも爆発による落盤事故が起きており、少なくとも43人が死亡した。(c)AFP