【5月5日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は4日、ポルノ女優への口止め料の支払いをめぐり批判の声が高まっていることについて、「たわ言」と一蹴した。また口止め料に関する自身の説明が一転したとの見方も否定した。

 これまでトランプ大統領は、自身と不倫関係にあったと主張しているポルノ女優のストーミー・ダニエルズ(Stormy Daniels)さんに対し顧問弁護士マイケル・コーエン(Michael Cohen)氏が13万ドル(約1400万円)の支払いをしたことについて、何も知らなかったと主張。しかし今週になってコーエン氏が支払った口止め料を弁護依頼料の形で同氏に払い戻したと説明していた。

 トランプ大統領の顧問弁護士チームに最近加わったルドルフ・ジュリアーニ(Rudy Giuliani)元ニューヨーク市長は2日、ダニエルズさんに支払われた口止め料について、トランプ氏がコーエン氏に返金していたと述べていた。

 しかしトランプ氏は4日、記者団に対し、「私は説明を変えていない」と述べ、ジュリアーニ氏が「事実を把握する」必要があると語った。「私が言ったことを調べれば、何と言ったかわかるだろう」

 トランプ氏は今月、米大統領専用機エアフォースワン(Air Force One)内で記者団から口止め料について質問されたが、「マイケル・コーエンに聞くべきだ。マイケルは私の弁護士だ」と述べた。また口止め料の出どころについて聞かれると「知らない」と答えていた。(c)AFP