【5月4日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)の主砲アルバート・プホルス(Albert Pujols)が3日、ボルティモア・オリオールズ(Baltimore Orioles)戦でキャリア通算2999安打目となる左翼線2点二塁打を放ち、MLB史上32人目の通算3000安打へ王手をかけた。

 2回にオリオールズの右腕ミゲル・カストロ(Miguel Castro)からリードを8-0に広げる適時打を打った38歳のプホルスは、あと安打が1本出ると、エイドリアン・ベルトレー(Adrian Beltre)に次いで3000安打を達成した史上2人目のドミニカ共和国出身選手となる。また3000安打、600本塁打となると、史上4人目の快挙となる。

 3000安打に王手をかけたプホルスは、観客総立ちで迎えた4回の第3打席で再びカストロと対戦。直球を5球連続でファウルにした後、最後はチェンジアップを左臀部(でんぶ)に受けた。続く6回の第4打席は一飛に打ち取られると、8回の最終打席は右飛に終わったが、プホルスが金字塔を打ち立てる瞬間を待ちわびるエンゼルスのファンは、1打席ごとに立ち上がって、携帯電話のカメラを構えていた。

 しかし、この日の試合を12-3で大勝したエンゼルスは、4日のシアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)戦からロード5連戦が控えているため、プホルスの3000安打は敵地で飛び出すことが濃厚となっている。(c)AFP