米ハワイのキラウエア火山が噴火、避難指示 非常事態宣言も
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【5月4日 AFP】(更新)米ハワイ州ハワイ島で3日、キラウエア(Kilauea)火山が噴火し、住民に対して避難指示が発令された。現地では、噴火で付近の住宅地に亀裂が生じ、溶岩が噴出したという。
ハワイ郡民間防衛局(Hawaii County Civil Defense Agency)はフェイスブック(Facebook)への投稿で「公共事業部が、モハラ通り(Mohala Street)周辺にあるレイラニ分譲地(Leilani Subdivision)の亀裂から蒸気と溶岩が噴出していると報告している」と明らかにした。
噴火を受けて、ハワイ州知事はハワイ島に災害基金を充てるための非常事態宣言に署名した。
世界有数の活火山キラウエアの噴火を受けて、該当地域の住民約1700人に避難指示が出された。ある地元当局者によると、ほかにも複数の地域が避難指示区域にあたるため、約1万人が影響を受けるとみられる。
噴火は3日午後4時45分(日本時間4日午前11時45分)ごろ始まった。
米地質調査所(USGS)のハワイ火山観測所(HVO)は地上からの観測加え、上空からも噴火状況の確認をする予定。
USGSによると、午前10時30分、キラウエア火山のプウ・オオ(Puu Oo)火口の南でマグニチュード(M)5.0の地震があり、その揺れで落石が起き、新たな火口が開いた可能性があるという。(c)AFP