ごちそうは? 英王子の結婚式、招待客は「弁当持参」で
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【5月4日 AFP】幸運にも英ウィンザー城(Windsor Castle)で19日に執り行われる英王室の結婚式に招待されたなら、王室にふさわしいごちそうを期待するに違いない。しかしヘンリー王子(Prince Harry)と米女優メーガン・マークル(Meghan Markle)さんの結婚式の招待客には、そうした期待をしないようにとの注意が出されている。
ヘンリー王子の公邸、ケンジントン宮殿(Kensington Palace)は3日、結婚披露宴では軽食しか出さないので、招待客には弁当を持参するよう呼び掛けているとAFPに明らかにした。
ケンジントン宮殿によると、晴天に恵まれた場合には屋外でくつろぎ、持参した弁当を食べることで、王室行事に家庭的な雰囲気をもたらすことを意図しているのだという。しかし、裕福な王室の結婚披露宴に招待客がなぜ自分の食事を持参しなければならないのかと驚きの声を上げる人もなかにはいるようだ。
結婚披露宴の招待客2640人余りのうち、1200人は英国各地から選ばれた、あらゆる職業および社会的地位の「一般人」だ。このほか、ヘンリー王子とメーガンさんと親しい慈善団体のメンバー200人が出席。ウィンザー城の公園で行われる祝宴には、地元民610人、王室の従業員530人、近隣の小学校の児童も招待されている。
ケンジントン宮殿の発表によると、聖ジョージチャペル(St George's Chapel)で執り行われる結婚式と、ウィンザー城でエリザベス女王(Queen Elizabeth II)が主催する結婚披露宴の昼食会には600人が招待されている。フロッグモアハウス(Frogmore House)でチャールズ皇太子(Prince Charles)が主催する夜の部には、200人が招待されている。(c)AFP