【5月3日 AFP】シリアで3日、同国の空軍基地を離陸したロシア軍の戦闘機が直後に地中海に墜落し、操縦士ら2人が死亡した。ロシア国防省の声明をメディアが伝えた。

 声明は、「ロシア軍のスホイ30SM(SU-30SM)戦闘機が、フメイミム(Hmeimim)の空軍基地を離陸して上昇している最中に地中海に墜落した。現地からの報告によれば、最後の瞬間まで機体を守ろうと試みた操縦士ら2人は、死亡した」と発表している。

 ロシア国防省は、戦闘機は攻撃は受けておらず、「初期情報によれば、墜落の原因はエンジンに鳥が衝突した可能性が考えられる」と説明した。

 この事故により、シリアでのロシア軍当局者の死者数は86人となった。(c)AFP