イラン核兵器開発の新「証拠」 イスラエル首相が発表
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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中東・北アフリカ
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【5月1日 AFP】(更新)イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は4月30日、イランによる秘密裏の核兵器開発計画に関する新たな「証拠」を入手したと発表した。
ネタニヤフ首相はテレビで生中継された演説で、動画やスライドを示しながらイランの核兵器プログラムについて説明。イスラエルが「数週間前、卓越した諜報(ちょうほう)活動の成果により」数万件の関連書類を取得したと述べた。
首相の背後には、書類の写しとされるファイルやCDを並べた棚が置かれた。首相は、イランが数年間にわたり秘密裏に保管してきた核兵器プログラム関連書類とされるものを公開。イランは同プログラムをいつでも実行する用意があると主張した。
ネタニヤフ首相は、イランの指導部が核開発の目的についてうそを繰り返してきたと主張した一方で、イランが2015年に欧米など6か国と交わした核合意以降、積極的に核兵器の取得に動いた証拠は示さなかった。
ネタニヤフ首相はこれまで、核合意の修正または破棄を繰り返し求めてきた。ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は5月12日までに核合意を破棄するかを判断する予定。トランプ大統領は合意について、2025年にイランの核開発に対する制限が一部失効することなどを理由に「正気でない」などと批判している。(c)AFP