【4月30日 AFP】(写真追加)シリア中部ハマ(Hama)県で29日深夜、政府軍基地にミサイルが撃ち込まれ、親政府派勢力のイラン人戦闘員ら26人が死亡した。在英NGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が30日、明らかにした。

 シリア人権監視団によれば、戦闘員らはハマ県にある第47部隊の基地に対するミサイル攻撃によって死亡した。攻撃を仕掛けたのは「恐らく」イスラエルとみられるという。

 国営シリア・アラブ通信(SANA)は夜間に、ハマおよびアレッポ(Aleppo)両県にある政府軍基地が「敵側のミサイル」による攻撃を受けたと報じていたが、死傷者の有無や、攻撃主体の国については明言していなかった。

 シリア政府と同盟国のイランは、今月9日にイスラエル軍がシリア中部にある軍事基地を空爆したと非難しており、緊張が高まっていた。(c)AFP