【5月2日 CNS】「麦稈画」は、わらを用いて絵を制作する中国の独特な民間芸術で、その歴史は隋、唐時代にさかのぼる。2014年には無形文化遺産に認定されている。

 中国・青海省(Qinghai)海東市(Haidong)西門村(Ximen)で、「麦稈画」を制作する兪蘭正さんは、自分の工房で村民に作り方を教えている。兪さんは失業後に刺繍工房を始めた。その後にテレビで偶然、「麦稈画」と出合って興味を持ち、独学で挑戦。

 兪さんの工房は現在、300人以上の失業者や農村の女性を受け入れ、無料で「麦稈画」を教えている。多い時で、2000人を超える生徒に教えていたこともある。(c)CNS/JCM/AFPBB News