【4月26日 AFP】ペルー南部クスコ(Cusco)で24日、逃げ出した雄牛が街路やショッピングモールをうろつき、計8人がけがをする騒ぎがあった。

 雄牛の逃走劇は、防犯カメラが捉えていた。地元テレビが放送した映像では、サンティアゴ(Santiago)地区に雄牛が突如現れ、携帯電話に気を取られていた男性に突進。

 雄牛はその後もさまよい続け、今度はショッピングセンターに入り、数人にぶつかって軽傷を負わせた。

 レプブリカ(La Republica)紙によると、疲れて動きを止めていた雄牛のひもを、ある若い男性が柱に結び付けて騒動は収束した。その後、市の職員らが雄牛を元の囲いに戻したという。

 かつてインカ(Inca)帝国の都として栄えたクスコは、現在同国で最も人気の観光地の一つとなっている。(c)AFP