メキシコの学生殺害事件、有名ラップ歌手が遺体を酸で溶かしたと供述
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【4月26日 AFP】メキシコで先月、映画学校に通う学生3人が行方不明となり、その後殺害された事件で、ユーチューブ(YouTube)上で10万人超の登録者数を持つ有名ラップ歌手の男が、3人の遺体を酸で溶かしたと供述していることが分かった。当局が25日、認めた。
メキシコ第2の都市グアダラハラ(Guadalajara)で映画を学んでいたサロモン・アセベス・ガステラム(Salomon Aceves Gastelum)さん(25)、ダニエル・ディアス(Daniel Diaz)さん(20)、マルコ・アバロス(Marco Avalos)さん(20)の死をめぐり、「QBA」と呼ばれるクリスチャン・オマル・パルマ・グティエレス(Christian Omar Palma Gutierrez)容疑者を含む2人が身柄を拘束されていた。
グティエレス容疑者は州検察当局に対し、ハリスコ(Jalisco)州西部で先月3人を拉致して拷問し、殺害した後に遺体を処理したと認めた。
AFPの取材に応じたリセット・トーレス(Lizette Torres)主任捜査官によると、グティエレス容疑者は「これ以前に3件の殺人にも関与していた」という。
グティエレス容疑者は3か月前、友人伝いで同国有数の麻薬組織「ハリスコ新世代(Jalisco New Generation)」へ加入。週3000ペソ(約1万7400円)受け取って働いていた。
容疑者はフェイスブック(Facebook)で2つのアカウントを持ち、合わせて14万人のフォロワーを抱えている他、ユーチューブ上に持つチャンネルの登録者数は約12万5000、視聴回数は数百万回に上る。(c)AFP