米「黄金州の殺人鬼」 40年越しの逮捕 72歳元警官
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【4月26日 AFP】(更新、写真追加)米カリフォルニア州で1970~80年代に発生した連続性的暴行・殺人事件の犯人とされる元警官の男が24日、逮捕された。同州当局が25日、発表した。同事件の犯人は「黄金州の殺人鬼(Golden State Killer)」と呼ばれ、当時の同州を震撼させていた。
同州の州都サクラメント(Sacramento)で記者会見した当局によると、逮捕されたのは同州シトラスハイツ(Citrus Heights)在住のジョセフ・ジェームズ・ディアンジェロ(Joseph James DeAngelo)容疑者(72)。同州で1973~79年にわたり警察官を務めた後、万引き行為に及んだとして解雇されていた。
ディアンジェロ容疑者は、1978年2月2日に同州ランチョコルドバ(Rancho Cordova)で起きた新婚夫婦射殺事件をめぐり逮捕され、殺人2件の罪で訴追された。サクラメント郡検察当局によると、逮捕の決め手はDNA型だったという。
米連邦捜査局(FBI)によれば、「黄金州の殺人鬼」は1976~86年の間にカリフォルニア州で少なくとも12件の殺人、50件以上の性的暴行、120件の不法侵入に及んだとされる。(c)AFP