デンマーク沖女性記者遺体切断事件、発明家の男に終身刑
このニュースをシェア
【4月25日 AFP】(更新、写真追加)デンマークの首都コペンハーゲンの裁判所は23日、潜水艇の取材をしていたスウェーデン人女性ジャーナリストのキム・ウォール(Kim Wall)さん(当時30)を殺害した罪などに問われていたデンマーク人発明家のピーター・マッセン(Peter Madsen)被告(47)に対し、終身刑を言い渡した。
計画殺人や性的暴行の罪に問われていたマッセン被告は、ウォールさんの遺体を切断し、コペンハーゲン沖に遺棄したことは認めていたものの、ウォールさんは船内で事故死したと主張していた。
マッセン被告は黒いTシャツにブレザーを羽織った姿で出廷し、裁判官が判決を読む間、弁護士の隣に座って、明らかに動揺し落胆した様子をみせていた。
弁護士によると被告は控訴する予定だという。
フリーの記者だったウォールさんは昨年8月10日、インタビューのためマッセン被告と共に潜水艇に乗り込み、その後消息を絶った。
検察は公判で、マッセン被告が性的な幻想を抱いてウォールさんを殺害したと主張。また、被告が女性たちを拷問したり首を切断したりする動画を快楽目的で見ていたと指摘していた。(c)AFP