インドネシアの違法油井火災、死者15人に
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【4月25日 AFP】インドネシア・スマトラ(Sumatra)島のアチェ(Aceh)州で25日に発生した違法油井の火災で、当局は死者の数が15人に増えたと明らかにした。負傷者も数十人に上っており、当局は犠牲者の数がさらに増える恐れもあるとしている。
火災現場の写真には、家屋やヤシの木が並ぶ場所から上空に向かって約70メートルの炎が上がる様子が捉えられている。
火災の発生時刻は現地時間25日午前1時30分(日本時間同午前3時30分)ごろ。消防隊は同日午後も油井から上がる炎の消火活動を続けており、家屋も複数損壊した。
現地災害当局の局長は、「死者数は現在15人に達している」「今も鎮火できずにいる。これ以上近づくことができないため、他に被害者がいるかどうか確認できない」と語った。
また、セティオ・ワシスト(Setyo Wasisto)国家警察報道官は「古い油井を採掘している集団がいたが、突然大きな炎が上がり、爆発した」と説明した。
警察によると被害者たちは爆発時、掘削によってできた穴の入り口周辺から原油を集めていたという。(c)AFP