【4月25日 AFP】(更新、写真追加)インドネシア・アチェ(Aceh)州の違法に採掘された油井で火災が発生し、少なくとも10人が死亡、十数人が負傷した。当局が25日、明らかにした。

 25日午前1時30分(日本時間同午前3時30分)ごろ、流出した原油から大規模な火災が発生し、周辺の家屋少なくとも3棟に延焼した。現場では、消防隊が国営石油会社プルタミナ(Pertamina)の協力を受けて消火活動に当たっているが、地元当局者によると、昼前になっても依然、鎮火していない。

 警察当局によると、これまでに少なくとも10人の遺体が見つかっており、死者数は今後増える可能性があるとみられる。負傷者らは地元の病院で手当てを受けているという。

 アチェ州東部には小規模の油井が多数あるが、地元住民によって違法に採掘されているものも多い。(c)AFP