豪の12歳少年が家出、飛行機でバリ島へ 親のカードで66万円支払い
このニュースをシェア
【4月24日 AFP】オーストラリアで暮らす12歳の少年が、両親のクレジットカードを使い、一人で航空機に乗ってインドネシアの観光地バリ(Bali)島を訪れていたことが分かった。警察当局は24日、少年がどうやって航空機に搭乗したのか、調査を進めていると明かした。
豪テレビ局チャンネル・ナイン(Channel Nine)によると、少年は母親と口論になった後、シドニーの自宅から逃げ出し、格安航空会社「ジェットスター(Jetstar)」機に乗ってウエスタンオーストラリア(Western Australia)州の州都パース(Perth)まで飛び、そこからバリ島へと向かったという。
23日夜に放映されたインタビューで、少年の母親であるエマ(Emma)さんは、子どもの搭乗をより厳しく管理するよう訴え、「方法があまりにも簡単過ぎる。システムに問題がある」と述べた。
エマさんによると、休暇中に一家でバリ島を訪れたことがあり、少年は自分で航空券を予約しようと試みたという。その時は航空会社が保護者からのレターがないという理由で断っていた。
「冒険したかった」少年は今回、航空会社の職員から、搭乗には両親からの許可は必要ないと言われたという。
少年はバリ島で4日間過ごす間、ホテルにチェックインし、キックスケーターをレンタルし、ビールを飲んでいたものの、少年の友人がエマさんに、プールで遊んでいる少年の位置情報が含まれた動画を知らせた。
チャンネルナインによると、少年はこの旅行で8000オーストラリアドル(約66万円)を使い込んでいたという。
インドネシア警察は少年を今月18日に発見。両親はバリまで飛び、少年を連れ帰った。(c)AFP