【4月23日 AFP】大韓航空(Korean Air)の趙亮鎬(チョ・ヤンホ、Cho Yang-ho)会長は22日、自身の娘2人が「未熟な」行動を取ったと謝罪し、一連の騒動の責任を取って同社を傘下に持つグループ内の役職から2人を即刻辞職させると発表した。

 大韓航空をめぐっては、会長の次女で同社広告部門幹部の趙顕ミン(チョ・ヒョンミン、Cho Hyun-min)氏(34)が広告会社との会議中に相手企業の従業員の顔に水をかけたと報じられており、現在警察が暴行の疑いで捜査を進めている。

 また、顕ミン氏の姉である趙顕娥(チョ・ヒョナ、Cho Hyun-Ah)前副社長も2014年に大韓航空機内で乗務員のナッツの出し方に激怒し、離陸を遅らせたいわゆる「ナッツ事件」で逮捕・起訴された。

 趙会長は声明で「大韓航空の会長として、また父親として、娘たちの未熟な行動を嘆かわしく思う」「全てが私の責任であり、過ちである。国民におわびする」と陳謝。さらに娘2人は直ちに全ての役職から退くと表明した。

 ソウルの警察当局は先週、会議の出席者の証言を基に顕ミン氏に対する正式な捜査を開始。同氏は報道などを受けて従業員らにメールで自らの行動を謝罪した一方、顔に水をかけたことは否定している。(c)AFP

※ミンは日偏に文