ホワイトソックスの投手が脳内出血で倒れ緊急搬送、チームに動揺広がる
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【4月22日 AFP】米大リーグ(MLB)、シカゴ・ホワイトソックス(Chicago White Sox)の救援投手ダニー・ファーカー(Danny Farquhar)が、20日の試合中に脳内出血で倒れ、病院に運び込まれた。チームが21日に出した発表によると、現在の容体は安定しているが、予断を許さない状況が続いているという。
31歳のファーカーは、20日に行われた昨季王者ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)とのホームゲームで、6回に動脈りゅうが破裂して脳内出血を起こし、ベンチで卒倒。ラッシュ大学医療センター(RUSH University Medical Center)の脳神経外科の集中治療室に緊急搬送され、すでに意識は取り戻しているが、今も治療を受けている最中だという。
20日の試合でファーカーにマウンドを譲った先発のジェームズ・シールズ(James Shields)は「正直、すごく怖い」と話し、ファーカーに続く3番手で登板したアーロン・バマー(Aaron Bummer)は「みんな彼のことを思っているし、祈っている。無事であってほしい。わからないことはたくさんあるが、答えはあまりない。しかし、最高の結果を願っている。グラウンドの中でも、そうじゃなくても、知り合いにこんなことが起きるのは見たくない。いつだって恐ろしいことだ」とコメントした。
リック・レンテリア(Rick Renteria)監督も選手と同じようにショックを受けており、「少し息ができない感じがする。選手の一人がそこにいて、どういう状態なのかもわからないのだから」とコメントした。(c)AFP