米当局、航空機エンジンの緊急点検を指示 死亡事故受け
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【4月21日 AFP】米連邦航空局(FAA)は20日、サウスウエスト航空(Southwest Airlines)旅客機のエンジンが飛行中に爆発し、1人が死亡した事故を受け、同型のエンジンの緊急点検を指示した。
FAAは、「亀裂による(エンジンの)ファンブレード(羽根)の破損は、対応されなかった場合、飛行中のエンジン停止や、破片のまき散らし、エンジンや機体の損傷、場合によっては機内の減圧を生じさせる可能性がある」と述べている。
FAAは、エンジンメーカーのCFMインターナショナル(CFM International)の推奨に沿い、3万回以上のフライトサイクル(航空機運航サイクル)を経たCFM56-7Bの全エンジンを、20日以内に点検するよう指示している。該当するエンジンは米国内では352基、世界では681基あり、このうち約150基はすでに点検済みだという。(c)AFP/Catherine TRIOMPHE