ABBAが「アバター」で今秋復活、デジタル技術で再現
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【4月20日 AFP】スウェーデンの伝説的ポップグループ「アバ(ABBA)」の元メンバー、ビョルン・ウルバース(Bjorn Ulvaeus)は19日、今年の秋に放送予定のテレビの特別番組で、デジタル技術で再現されたアバの「アバター(分身)」がパフォーマンスを披露する予定だと明らかにした。
アバはアグネッタ・フォルツコグ(Agnetha Faltskog)、アンニ・フリード・リングスタッド(Anni-Frid Lyngstad)、ベニー・アンダーソン(Benny Andersson)、ウルバースの4人によるグループで、「恋のウォータールー(Waterloo)」、「ダンシング・クィーン(Dancing Queen)」、「マンマ・ミーア(Mamma Mia)」、「スーパー・トゥルーパー(Super Trouper)」などのヒット曲で10年以上もの間ディスコシーンを席巻し、1982年に解散した。
英BBCと米NBCが制作する特別番組ではトップアーティストたちがアバの曲を演奏するほか、アバのメンバー4人のアバターも1曲披露する予定だという。何の曲を演奏するのかは明らかにされていない。
ウルバースはAFPに「初めての試みだ」と述べた一方で、「アバのトリビュートショーのようなものだが、肝心なのは『アバターズ』だということだ」と強調した。
元メンバーのアバターを制作するため、米シリコンバレー(Silicon Valley)の「テクノアーティストたち」が元メンバー4人の頭を採寸し、あらゆる角度から4人の写真を撮ったという。
またウルバースによると、番組ではアルバム「ヴーレ・ヴー(Voulez-vous)」がリリースされた1979年ごろのメンバーの姿が「映像と口パクで」デジタル再現されるという。(c)AFP