スワジランド、国名を「エスワティニ」に 英語排除し現地語回帰
発信地:ムババーネ/エスワティニ
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アフリカ
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【4月20日 AFP】アフリカ南部スワジランドの国王ムスワティ3世(Mswati III)は19日、英国領からの独立50年を記念した式典で、同国の国名を「エスワティニ」に変更すると発表した。
スワジランドは南アフリカとモザンビークに囲まれた小さな内陸国で、世界でも数少ない絶対王政国家。独立時に国名を変更する国もあるが、60年以上の英国保護領時代を経て1968年に独立した同国では名称は変更されなかった。
ムスワティ3世は、同国第2の都市マンジーニ(Manzini)で行われた独立記念式典で「スワジランドが元の名前に戻ることを発表する」と述べ、正式な国名を「エスワティニ王国(Kingdom of eSwatini)」に変えると宣言した。
エスワティニはスワジ人の言語、シスワティ語で「スワジ人の場所」を意味する。スワジランドという名称は、現地語と英語を掛け合わせた言葉であるため、一部の国民からは怒りの声が上がっていた。
国名の変更は数年前から検討され、2015年には議会でも審議された。ムスワティ3世はこれまでの公式演説で新しい国名を使用してきた。(c)AFP