【4月19日 AFP】サッカー元スウェーデン代表のズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が18日、代表引退を撤回して同国代表としてW杯ロシア大会(2018 World Cup)に出場する可能性を示唆した。

 米ABCテレビのトーク番組「ジミー・キンメル・ライブ!(Jimmy Kimmel Live!)」に出演した36歳のイブラヒモビッチは、もし自身がプレーしなければ「W杯ではない」とコメントした。

 2006年のドイツ大会でW杯に出場した経験を持つイブラヒモビッチは、欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)後に代表を引退。スウェーデンはイタリアとのプレーオフを制して12年ぶりに本大会に出場するが、イブラヒモビッチ自身はこれまでW杯出場について慎重に振舞ってきた。

 キンメル氏にロシアに行くかと問われたイブラヒモビッチは「俺はW杯に行く、イエスだ」と答えた。しかし選手として行くのか、または別の立場で行くのかと問い詰められると、イブラヒモビッチは明言を避けている。

 米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)に所属するイブラヒモビッチは「俺はW杯に行くと言っただけだ。もしもっと多くを口にすればつるし上げられるだろう。だから今は発言に注意しなければならないんだ」と話したが、その後「と言うか、俺がいないW杯はW杯ではない」と付け加えている。

 イブラヒモビッチは先月、W杯について考える前にMLSでキャリアを築くことに集中したいと話していたが、求められればロシアでプレーすることは可能だと認めた。

 3月30日にイブラヒモビッチは「まずはここで楽しませてくれ。ここで起きることで事態は進展する。W杯はまた別の問題だ。前からそう言っている。もし彼らが求めれば俺はそこにいるけれどね」 (c)AFP