【4月18日 AFP】来月開幕する今年のカンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)について、同組織委員会は18日、コンペティション部門最高賞パルムドール(Palme d'Or)を決める審査員全9人のうち、過半数の5人を女性が務めると明らかにした。

 女性審査員は審査委員長を務める豪女優ケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)をはじめ、米女優クリステン・スチュワート(Kristen Stewart)、仏女優レア・セドゥ(Lea Seydoux)、映画『グローリー/明日への行進(Selma)』のエヴァ・デュヴァネイ(Ava DuVernay)監督、ブルンジ人歌手のカジャ・ニン(Khadja Nin)の5人。

 今年はセクハラ告発運動「#MeToo(私も)」が大きな話題となったものの、同映画祭のコンペティション部門に選ばれた18作品の監督のうち女性はわずか3人で、組織委員会は女性たちに対し、より強いメッセージを示す必要性を明確に感じたようだ。(c)AFP