マンU快勝、FA杯準決勝控えモウ監督の先発選考にジレンマ
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【4月19日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは18日、第35節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は2-0でボーンマス(AFC Bournemouth)に勝利した。
ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督はこの勝利を受けて、イングランドFAカップ(FA Cup 2017-18)準決勝での先発選考にジレンマが生まれたと語った。
15日の試合で最下位のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich Albion、WBA)に敗れ、モウリーニョ監督が先発7人を入れ替えたユナイテッドは、敵地ディーン・コート(Dean Court)でクリス・スモーリング(Chris Smalling)とロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)の得点で勝利を収めた。
WBA戦の黒星によりマンチェスター・シティ(Manchester City)のリーグ優勝が決定したことで、指揮官は選手たちの現状に対する満足感を批判していた。
21日に行われるFAカップ準決勝のトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)戦を控え、不振の選手を奮い立たせ、主力に休養を与えるためにモウリーニョ監督はルカクやアレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)、フアン・マヌエル・マタ(Juan Manuel Mata)らを先発から外し、大幅にメンバーを変更。
その強攻策に選手らはあおられたのか、前半28分にスモーリングが先制点を決めると、途中出場のルカクが後半25分に勝利を決定付けるゴールを決め、ユナイテッドは2位の座を堅固なものにした。
モウリーニョ監督は入れ替わったメンバーの仕事ぶりを好意的に受け取っており、FAカップのメンバーを決める前に熟考しなければならないと語った。
「すべて良かった。幸せだね。ピッチ上にいた全選手が素晴らしく、土曜(21日)の試合に使えることを自ら示した」
「この11人でウェンブリーの試合(トッテナム戦)には臨まないが、選手たちは(そのパフォーマンスで)プレーがしたい、準備は整っているということを私に伝えた」
「ルカクとルイス・アントニオ・バレンシア(Luis Antonio Valencia)、ネマニャ・マティッチ(Nemanja Matic)が先発に復帰するのは確実だ」
ユナイテッドはリーグ5位につけるチェルシー(Chelsea)に勝ち点14差をつけており、そのチェルシーが19日のバーンリーFC(Burnley FC)戦で勝利を逃せば、4位以内が確定となって来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)出場権が確定する。
モウリーニョ監督は「第1目標はトップ4でのフィニッシュであり、あと勝ち点1あれば十分だ。それが片付いてから3位、2位のことを考えられる」と付け加えた。(c)AFP