米国連大使、ロシア制裁について「混同していない」 政権幹部に反論
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【4月18日 AFP】米国のニッキー・ヘイリー(Nikki Haley)国連大使は17日、米国がロシアに対して新たな制裁を科すと述べた自らの発言について、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の経済顧問が「混同したのではないか」と述べて否定したことについて、反論した。
ヘイリー氏は15日、シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権による化学兵器使用疑惑をめぐり、翌16日にスティーブ・ムニューシン(Steve Mnuchin)財務長官がシリアの同盟国であるロシアに対する新たな制裁について発表する予定だと発表した。
しかしホワイトハウスは、こうした決定は下されていないと、ヘイリー氏の発言を否定した。
トランプ政権の経済顧問トップであるラリー・クドロー(Larry Kudlow)国家経済会議(NEC)委員長は17日、ヘイリー氏の発言について「一瞬、何かの混同があったのではないか」と述べた。
これに対しヘイリー氏は、「お言葉を返すようですが、私は混同などしていません」とFOXニュース(Fox News)にコメントした。
ヘイリー氏は国連大使に就任以来、ロシアに対して一貫した強硬姿勢を見せている。(c)AFP