【4月19日 AFP】男子テニス、世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は18日、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)のようにキャリアの長期化を図り、切り詰めたスケジュールでプレーする自身の姿は想像できないと語った。

 ライバルのフェデラーがクレーコートシーズンを2年連続でスキップするなか、ナダルは近い将来に四大大会(グランドスラム)を欠場するつもりはないとしている。

 グランドスラム通算16勝を誇るナダルは昨年、全仏オープンテニス(French Open 2017)で自身10度目の栄冠に輝いたが、対するフェデラーもナダルが得意とするクレーシーズンはプレーせずに、その後のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)で自身8度目の優勝を飾っている。

 この日、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2018)のシングルス2回戦でアリャス・ベデネ(Aljaz Bedene、スロベニア)に6-1、6-3で勝利したナダルは試合後、「もちろん年を取ってくると、それまで以上に体力やカレンダーの面で調整する必要性は増えてくる」としながらも、「でも個人的には、例えばグラス(芝)やハードではプレーしないと言うのは難しい」と語った。

 近年、ナダルはウィンブルドンで目立った成績を残せておらず、決勝でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に敗れた2011年大会を最後に準々決勝からも遠ざかっているが、自身が同大会を欠場するのは想像できないとしている。

「意図的な欠場は想像できない大会もある。それらは大好きなトーナメントだから」というナダルは「だから、意図的にモンテカルロを欠場することはできないし、ウィンブルドンや全米オープン、全豪オープン、イタリア国際といった大会をわざと見送る自分の姿は想像できない」と続けた。(c)AFP