学位ない「ニセ」判事ら250人超を処分 コンゴ民主共和国
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【4月17日 AFP】コンゴ民主共和国で16日、法律の学位を持っていなかった判事や、汚職の罪に問われた判事ら250人以上が解雇などの処分を受けたことが明らかとなった。
アレクシス・タンブウェ(Alexis Thambwe)法相が公共テレビ放送で発表した内容によると、「判事としての役目を果たす条件を満たしていない200人以上」にジョゼフ・カビラ(Joseph Kabila)大統領が制裁措置を課したという。
同国にはおよそ4000人の判事がいるが、複数の報道によると解雇または停職処分を受けた判事は計256人に達し、さらに3人が職を退いたという。
タンブウェ法相は処分を受けた判事らを「詐欺師」と非難した上、「捜査の網をかいくぐった判事が他にもいるのは明らかだ」と指摘。判事になるための基準を引き上げるため、新たな法律を導入する考えを示した。
カビラ大統領は2009年にも汚職の罪に問われた判事96人を解雇している。(c)AFP