米著名弁護士、NY公園で抗議の焼身自殺 同性婚合法化に尽力
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【4月16日 AFP】米ニューヨークの公園で週末、同性愛者の権利向上に尽力してきた著名な弁護士が、地球環境の汚染に対する抗議として焼身自殺した。米メディアが報じた。
米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)によると、デービッド・バッケル(David Buckel)弁護士(60)は14日、ブルックリン(Brooklyn)地区にあるプロスペクト公園(Prospect Park)で焼身自殺を図り、その後死亡が確認された。
バッケル氏が同紙をはじめ複数の報道機関に電子メールで送信した遺書には、現在地球に起こっていることを化石燃料を使って象徴したとして「環境汚染が地球を荒廃させている。生物の生息可能な状況が大気や大地、水、気候を通じて漏れ出している」と記されていた。
「地球上のほとんどの人間は、今や化石燃料から作られた有害な空気を吸っており、その結果たくさんの人が早死にしている。私が化石燃料を使って早く死ぬのは、人間が自分たちに行っていることを反映したものだ」とバッケル氏は書き残している。
バッケル氏は長年、同性愛者の権利向上のため法廷で闘ってきた弁護士で、米国における同性婚合法化を求める運動を主導した一人として知られていた。(c)AFP