【4月16日 CNS】ネット販売サイト淘宝網(タオバオ、TaoBao)は、ブロックチェーン技術によって作られた仮装通貨などのデジタル商品と派生サービスの販売を17日から禁止する。タオバオは禁止の理由について、「デジタル通貨や同類のデジタル商品は、ユーザーの投機や違法な資金集めを招きやすくなる」と説明した。

 販売が禁止されるのは、ビットコイン(Bitcoin)、ライトコイン(Litecoin)などの仮想通貨や、ブロックチェーン技術を用いて作られたデジタルペットなど技術や生成のメカニズムがデジタル通貨に類似した商品、デジタル通貨やソフトやマイニングの手法。ICO(新規仮想通貨発行による資金調達)やデジタル通貨提供から派生した技術開発、ビジネス戦略、仲介、代理業務などのサービスも含む。

 淘宝網の担当者は、「中国政府はプラットフォームに仮想通貨と法定通貨の交換を禁じるルールを定めたため、政府の方針に沿ってルールを見直した」と述べた。(c)CNS/JCM/AFPBB News