シリア化学兵器疑惑、OPCWが調査開始 政府高官と会談
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【4月16日 AFP】米英仏による空爆につながったシリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権の化学兵器使用疑惑をめぐり、ダマスカス入りしていた化学兵器禁止機関(OPCW)の調査団が15日、調査を開始した。
オランダ・ハーグを拠点とするOPCWの調査団は、14日に米英仏が空爆を実施した数時間後にダマスカスに到着していた。
AFPの記者によると、ファイサル・メクダド(Faisal Mekdad)副外相が調査団の宿泊するホテル「フォーシーズンズ(Four Seasons)」に入り、3時間滞在。調査団による調査は通常、高官との会談から始まる。
調査団は、7日に化学兵器によるものとみられる攻撃が行われたダマスカス近郊の反体制派が支配していた東グータ(Eastern Ghouta)のドゥーマ(Douma)での調査に当たる。米国などは、この攻撃で塩素ガスとサリンが使用され、多数が死亡したとの見解を示している。
アイマン・ソウッサン(Ayman Soussan)外相補佐官はAFPに対し、「彼ら(調査チーム)が専門的かつ客観的、公平に、いかなる圧力も受けずに作業できるようにする」と述べた。