小平智がツアー初制覇、プレーオフの末RBCヘリテージ優勝
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【4月16日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、RBCヘリテージ(RBC Heritage presented by Boeing 2018)は15日、米サウスカロライナ州ヒルトンヘッドアイランド(Hilton Head Island)のハーバータウン・リンクス(Harbour Town Golf Links)で最終日が行われ、小平智(Satoshi Kodaira)がキム・シウ(Si Woo Kim、韓国)とのプレーオフを制し、ツアー初優勝を飾った。
直近では昨年11月の三井住友VISA太平洋マスターズ(2017 Mitsui Sumitomo VISA Taiheiyo Masters)など日本ツアーで通算6勝を挙げている28歳の小平は、プレーオフ3ホール目となった17番でバーディーを奪い、キャリア最大の勝利をつかんだ。
小平は、前週の第82回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2018)でメジャー大会、及び米ツアーでも自身最高位となる28位タイに入っていた。
小平とキムはともに通算12アンダーでラウンドを終え、1打差の3位タイにルーク・リスト(Luke List、米国)とブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau、米国)、2打差の5位タイにウェブ・シンプソン(Webb Simpson、米国)とビリー・ホーシェル(Billy Horschel、米国)が続いた。
世界ランク46位の小平と同51位のキムは18番からプレーオフを開始。ともに通常ラウンドと同様に2連続でパーセーブとすると、勝負の行方は3ホール目となったパー3の17番に持ち込まれた。
この日、両者は17番でボギーをたたいていたものの、小平はトリッキーなホールを攻略して勝利をつかんだ。
小平は優勝を決めたパットについて「最後のパットは、18番ホールで二つやるよりも緊張してはいなかった」と振り返った。
2日目に8アンダーの「63」を記録していた小平はこの日、3連続バーディー発進を果たすと、10番、14番、15番でバーディーを奪ったが、17番ではボギーをたたいた。それでも5アンダー「66」のスコアで優勝争いに絡むと、嵐の予報によりスリーサムで争っていたキムがパーでホールアウトし、リストもスコアを一つ落とすと、3日目を終えて首位に立っていたイアン・ポールター(Ian Poulter、イングランド)は4オーバーとそれぞれスコアを崩していた。
この優勝でツアーシード権を獲得した小平は、「目指していた舞台なので、本当にうれしいです」とコメント。
また、マスターズ優勝者に贈られるグリーンジャケットの様に、今大会を制した小平には格子柄のジャケットが贈られた。小平は「普段はなかなか着ない柄なので、これを機に着たいと思います」と記者団の笑いを誘った。(c)AFP