米英仏のシリア攻撃で過激派の活動再燃を懸念、イラク
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【4月15日 AFP】イラク政府は14日、アサド政権の化学兵器使用疑惑を受けて米英仏がシリアを攻撃したことは「非常に危険な事態」であり、中東でのイスラム過激派の活動を再燃させる恐れがあると懸念を示した。
イラク外務省のアフマド・マジューブ(Ahmad Mahjoub)報道官は声明で、米英仏が実施したシリア攻撃の「影響は地域の安全と安定を脅かす」と指摘。「イラクで壊滅し、シリアでほぼ敗走したテロリズムが拡大する状況をもたらす非常に危険な事態だ」と述べ、イラク外務省はこの事態を「憂慮」しており「シリア国民の希望に沿う政治的な解決」を求めると語った。
イラク外務省はまた、サウジアラビアで15日に開催されるアラブ連盟(Arab League)首脳会議でシリア攻撃がもたらした「危険な事態に関して明確な立場」を示すことも求めた。(c)AFP