【4月15日 AFP】ミャンマー政府は14日、同国軍の残忍な軍事作戦を逃れ隣国バングラデシュに避難しているイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)難民約70万人のうち最初の1家族5人を本国に帰還させた。国連(UN)は安全な帰還には時期尚早と警告している。

 ミャンマー政府の情報委員会は14日夜、フェイスブック(Facebook)に「今朝、5人の家族がラカイン(Rakhine)州の町Taungpyoletweiの帰還民キャンプに着いた」と投稿した。近々さらなる帰還民を受け入れる計画があるかどうかには言及しなかった。

 バングラデシュとミャンマーはロヒンギャ難民の本国帰還を今年1月から始めるとしていたが、双方が相手側の準備不足を非難し、計画は何度も延期されていた。(c)AFP