トランプ氏、前FBI長官の訴追を要求 暴露本に猛反発
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【4月14日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は13日、来週発売予定の暴露本で自身を辛らつに批判したジェームズ・コミー(James Comey)前連邦捜査局(FBI)長官に激しく反発し、コミー氏は訴追されるべきだと主張した。
AFPを含む報道機関が入手した原稿によると、コミー氏は300ページ余りにわたる暴露本の中で、トランプ大統領を「非倫理的で、真実や制度の価値観に縛られていない」自己中心主義者だと表現。
同著は17日に発売予定だが、コミー氏はすでにテレビ番組に出演し同書のプロモーションを行っており、ホワイトハウス(White House)はここ数週間にわたり同書の信ぴょう性を失わせるための戦略を構築中だった。
トランプ大統領は13日、ツイッター(Twitter)で2回に分けて行った投稿で自ら攻撃の先頭に立ち、コミー氏は「情報漏えい者で、うそつき」であり、不誠実な「げす」だと批判。
さらに、コミー氏が「機密情報を漏えいした」とか、「宣誓下で議会にうそをついた」といった、事実とは確認されていない主張を展開し、同氏は機密漏えいの罪で「訴追されるべきだ」と書き込んだ。
現職の米大統領が、自身に批判的な人物の訴追を要求するのは極めて異例。(c)AFP/Andrew BEATTY